宮古発展を祈念/新春の集い
各界代表が決意込め/新たな年のスタート祝う
2013年宮古島市新春の集い(市主催)が4日、市内ホテルで開かれた。下地敏彦市長、平良隆市議会議長をはじめ、各企業や団体の代表、市議、県議、市職員らが一堂に会して「鏡開き」などを行い、新たな年のスタートを祝し、さらなる宮古の発展を祈念した。下地市長は沖縄振興一括交付金などで芽出しした各種事業を紹介した上で、「今年は、これらをしっかりやっていくことが目標だ」と述べ、実現に向け着実に取り組んでいくことを強調した。
「集い」には約600人が参加。あいさつした下地市長は「市政を担当し4年が経過したが、市が見違えるほど元気になったことを喜んでいる。一括交付金事業は、それぞれの市町村の才覚で行うものだが、市町村格差が出てくるものと思われる」と述べた上で、天然ガス試掘事業や下地島空港残地85㌶を利用した無農薬農産物の産地化などに期待を示した。
下地市長はまた「宮古島市は市民が主人公。みんなできれいにする島をつくりあげたい」と述べ、環境重視のエコアイランド構想実現に向けて協力を呼び掛けた。
平良議長は、政権交代による安倍晋三内閣の経済再生策に言及し、「国では10兆円規模の補正を組む予定だ」と述べ、宮古島にも、その波及効果が現れることに期待を込めた。川満寛弥投手のプロ球界入りや宮高サッカー部の全国大会出場など若者の躍進をたたえ、「宮古島は明るい出来事が起こっている。市議会も市民の期待に応えられるよう頑張りたい」と決意を新たにした。
来賓あいさつで安里繁信沖縄観光コンベンションビューロー会長は「沖縄観光1000万人を実現するためには、宮古の観光振興は不可欠だ」と述べた。
下地義治宮古島商工会議所会頭、豊見山健児宮古島観光協会会長、岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長らが乾杯の音頭をとり、参加者全員で新年を寿ぐ祝杯を挙げた。