JAの出荷本格化/ゴーヤー、トウガン
本土の市場で高値販売
JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱う2012年期作ゴーヤーとトウガンの島外出荷が本格化した。上野集荷場に農家が運び込むゴーヤーの1日平均入荷量は約1㌧。平均キロ単価は500円強で推移している。本土の端境期に出荷する宮古産野菜の取引価格は品薄もあり毎年高い。
12年期作ゴーヤーの出荷は数量で前期比74㌧増の693㌧、販売額は同比2600万円多い3億1900万円を目指す。
6日は約30人の農家が、約1・5㌧のゴーヤーを上野集荷場に搬入した。今期のゴーヤーは天気に恵まれ、光沢が良く緑も濃い上々の品質。職員は8人働き、品質やサイズを統一する選別作業をてきぱきとこなした。JAはブランド化のため、選別を徹底している。
ゴーヤーの需要は、健康ブームに乗って年々増え、関東首都圏では主要野菜に成長した。ゴーヤーの出荷は3月にピークに入り、5月末ごろ終了する。
トウガンは上野集荷場の一面に、ずらりと並ぶ。1日平均出荷量は、約1・5㌧。ケース(10㌔入り)単価は、2300円程度とまずまずの価格だ。
宮古地区全体の出荷量は、前期実績より174㌧(19・5%)多い1070㌧を見込む。上野がこのうち800㌧(75%)を占める。10㌃当たり出荷計画は、上野が16・6㌧と他3地区(平良、城辺、下地)の10㌧より群を抜いて多い。