スポーツキャンプ目白押し
温暖な宮古で野球など
プロ野球オリックス・バファローズや大学の野球部を中心とする宮古島での春季キャンプが2月からスタートする。これまでに12団体が予定しており、市内5球場や市陸上競技場などでトレーニングに励む。参加人数は選手・スタッフだけで約700人、関係者を含めると1000人以上が来島。延べ宿泊数は1万泊に達する見通しだ。
キャンプを予定しているのはオリックスなど野球関係が10団体。このうち大学野球部が平成国際大、青森大など計7校で、高校は浦和学院が来島する。今年初めて宮古島キャンプを実施するのは山本学院大。
キャンプの期間は2~4月。オリックスは3月初旬までを予定している。複数の大学野球部のキャンプ日程が重なるため、球場は市民、下地、城辺、宮高、市営の5球場を使用する。
野球のほか、大阪ガスや東海大の陸上部が宮古入りし、陸上競技場などでトレーニングする。大阪ガスは今月21日から30日まで、東海大は来月11日から22日までを予定している。
キャンプ関係者に限定すれば1000人ほどの来島だが、オリックスを取材する報道陣、評論家をはじめ多数の野球ファンが来島するため、全体の入域客数はさらに増える見込みだ。
宮古島観光協会の平良勝之副会長は「温暖な気候の中でトレーニングできる宮古島の良さが全国各地に知れ渡っている。こういったスポーツ団体の誘致は観光振興だけでなく経済的な効果もある。今後も宮古島をアピールしていきたい」と話し、スポーツキャンプが宮古振興の一翼を担っていることを強調した。