購買者誘致行動へ出発/東北と九州で宮古牛PR
宮古地区で生産された素牛(子牛)を買い付ける購買者を誘致しようと、JAおきなわ宮古地区本部や宮古島市、多良間村などの代表9人が6、7の両日、東北と九州地方に向けて出発した。一行は山形県の田村畜産や鹿児島県の水迫畜産などを訪問する。出発したメンバーは「今年もたくさんの素牛を購買してもらえるよう、しっかりと宮古牛をアピールしたい」と意欲を示した。
同行動は、毎年初競りを控えたこの時期に実施している。JA、宮古島市、多良間村をはじめ県宮古家畜保健衛生所、県農業共済組合宮古支所、宮古和牛改良組合の代表らが東北と九州の2班に分かれて行動して宮古牛をPRしている。
今回の行動では東北班が山形の田村畜産、JAみちのく村山、スカイファーム尾崎、山口畜産、群馬県の木村畜産、家畜改良事業団を訪ねる。一方の九州班は鹿児島の水迫畜産、藤嶺牧場、宮崎県の皇子原肥育牧場、熊本県の家畜改良事業団、佐賀県の木場牧場、山口畜産、JA唐津を訪問して肥育の状況を視察しながら宮古牛の購買を訴える。
7日に出発した九州班は市農林水産部の上地廣敏部長、JA宮古地区畜産振興センターの下地孝志センター長、共済組合宮古支所の瑞慶覧栄功支所長、和牛改良組合の砂川栄市副組合長で構成。3泊4日の日程で行動を展開する。
九州班団長の下地センター長は「昨年の購買に対して感謝するとともに、今年も引き続き購買してもらえるよう宮古牛をアピールしたい。年間の販売目標は30億円。これを達成するためにもこのような誘致行動に力を入れたい」と話した。