下地氏再選目指し気勢/後援会
市長選へ向け総決起/「市民とともにさらに前へ」
13日告示、20日投開票の第3回宮古島市長選挙に出馬表明している現職下地敏彦氏(67)の市長再選に向けた総決起大会(同氏後援会主催)が9日、マティダ市民劇場で開かれた。決意表明で下地氏は「市民とともにさらに前へというフレーズで頑張る所存だ」と述べ、決起大会出席者に支持を仰いだ。大会は会場を埋め尽くす大勢の支持者らが参集し下地氏2選目の勝利を誓い合った。
市与党市議団の下地明会長の開会あいさつで総決起大会は幕開けした。下地氏は「4年間、身を粉にして頑張り尽くした成果が今日まで相手候補の名前が挙がらない要因。油断することなく皆で再選目指して頑張ろう」と現職下地氏の支持を呼び掛けた。
同氏後援会の中村貢会長は「行政のプロを市長に据え、その成果は高く市民の評価を得た」とした上で、「熱い心と信念で、ぜひ2期目への支援と協力をお願いしたい」と述べ、下地氏への支持を求めた。
激励に訪れた衆議院沖縄4区選出の西銘恒三郎衆院議員は、昨年12月に行われた総選挙のお礼を述べた上で、「宮古島市の支店長を国会に送っているつもりで、市のために使っていただきたい」と述べ、下地氏との太いパイプを強調した。
また、中山義隆石垣市長は「離島が頑張れば沖縄が元気になるのだということを下地市長とともに実現していきたい」として2地域の強固な連携を強調した。
決意表明で下地氏は妻千鶴子さんとともに登壇。「これまで3回の首長選挙に挑戦し3度目で実現した」と述べ、後援会長を務めた上地安増氏と妻千鶴子さんにまつわるエピソードを語った後、「4年前に皆さんに公約したことはほとんどが実現し、宮古島市が必要とするプロジェクトの芽だしも出来ている」と述べ、「市民とともにさらに前へというフレーズで頑張り抜く所存。皆さんに2期目に向けての支援をお願いしたい」として市発展に寄与していくことを誓い、大会に参集した大勢に対し支持を仰いだ。
この日、自民党沖縄県連の翁長政俊会長から下地氏に対し同県連からの推薦状が交付された。
糸洲朝則公明党県本部長、座喜味一幸県議の連帯あいさつのほか、仲井真弘多知事、島尻安伊子参院議員、国場幸之助衆院議員らの応援メッセージが披露された。
大会は宮里敏彦青年部長、根路銘康文副部長、平良勝久さんらの掛け声で「ガンバロウ三唱」が行われ、現職下地氏の再選を堅く誓った。