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産業・経済
2013年1月14日(月)9:00

分蜜糖を初出荷/宮糖城辺工場

輸送の安全祈願


船倉に流れ落ちる分蜜糖=13日、平良港

船倉に流れ落ちる分蜜糖=13日、平良港

 今月8日に2012-13年期製糖操業を開始した宮古製糖城辺工場は13日、製品の分蜜糖を初出荷した。大型トラックが工場と平良港をピストン往復し、今期第一船の「よね丸」(744㌧、川上保船長)に積み込んだ。初荷は400㌧。伊良部工場の900㌧と合わせ1300㌧を積んだ「よね丸」はきょう14日、平良港出港を予定している。


 城辺工場の今期のサトウキビ原料搬入量は、10万9000㌧、キビから製造する分蜜糖は、1万3000㌧を見込む。

 同日は平良港で初荷式が行われ、製糖工場や輸送会社の役職員が輸送の安全を祈願した。

 あいさつで、宮古製糖の安村勇社長は「初出荷する分蜜糖は、農家と工場の汗の結晶」と強調。また、キビ産業には多くの事業者がかかわり、地域経済の原動力になっていることも力説した。

 「よね丸」を所有する南西海運の小禄大常務は、輸送の安全に意を新たにするとともに、今期操業の高実績を祈念した。

 平良港運の砂川勝義専務と下地一明部長が、コンベアの周辺などに塩と酒をまき作業の安全を祈願。次いで砂川専務が、清めの酒を振る舞った。

 初荷式の後、船積み作業が始まりトラックから降ろした黄金色の分蜜糖は、コンベアを通って船倉に流れ落ちた。


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