国保税率下げを上程/条例改正、補正など25件/14日から6月議会
宮古島市議会(下地明議長)6月定例会が14日、開会する。保険税率や課税額を引き下げる市国民健康保険税率の見直しに伴い条例の一部を改正する条例や、総額1億3900万円の2010年度一般会計補正予算など計25件が下地敏彦市長から提案される。
会期は28日までの15日間。一般質問は21日から休会を挟んで4日間行われる。
9日に議会運営委員会(新城啓世委員長)が開かれ会期を決定したほか、議員全員協議会で市当局が上程議案の説明を行った。
国保税条例の一部を改正する条例は、市国保運営協(松川修会長)が5月に保険税率や課税額を引き下げる条例の一部を改正する条例案を下地市長に答申している。
補正予算には海中公園整備で市の出資金100万円が盛り込まれた。同公園は、株式会社を設立し管理運営する。市の出資比率を低く抑え、観光関連企業など民間活力を活用する方針。出資金は市ほか3漁協、観光協会などが出資する予定。
長濱政治副市長は、全出資額800万円のうち市の出資率は12.5%に当たると説明した。
そのほかの補正予算は宮古島市制5周年事業(618万円)▽エコアイランドシンポジウム助成事業(130万円)▽予防接種事業(387万円)▽クリーンセンター作業ヤード整備(1290万円)▽平良港港湾計画調査委託料(1070万円)▽佐良浜中武道館屋根改修(300万円)▽市民球場整備事業(2000万円)-など。
提出議案はそのほか市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例など条例関係10件。エコハウスや七原、富名腰の両コミュニティ施設の指定管理者の指定など。
6月議会は初日の14日に下地市長が上程議案の説明をした後、質疑が行われる。16、17の両日に各常任委員会で議案の集中審査を行い、28日の最終本会議で審査報告をし採決される。
一般質問は21、22、24、25の4日間。23日は「慰霊の日」のため休会。
今議会には「後期高齢者医療制度の即時廃止を求める陳情」など計14件の陳情書が受理され総務財政、文教社会、経済工務の各常任委にそれぞれ付託される。