匿名で図書カード/伊良部小に10万円分
「お年玉」に児童ら大喜び
「前略ごめんください。突然お手紙を差し上げますことをお許しください」-。一通の手紙が11日に速達で伊良部小学校に届いた。匿名のその手紙には、伊良部島を愛する差出人の言葉がつづられ、10万円分の図書カードも同封されていた。「お年玉代わりに図書カードを同封させていただきました」。同校の知念智行校長は「旅行で伊良部を訪れて好きになり、気に掛けてくださっている人だと思う。高額なお年玉(図書カード)が同封されていてびっくりした」と話した。
手紙には、いろいろな課題を抱える伊良部の現状を見聞きし、伊良部の住民にお世話になっていることへの感謝の意味を込めて今回の行動となったことが説明されている。
文面では「自分の人生を振り返っても本との出合いがその後の人生にかなりの影響を与えた気がします。書籍から得られる知識は大切であり、わずかばかりの金額ではありますがお年玉代わりに図書カードを同封させていただきました」と記されている。
児童会長の国吉華優さん(6年)は「たくさんの図書カードを贈ってくれてとてもうれしい。このカードで購入した本をみんなで読みたい」と感謝した。
知念校長は「匿名なのでお礼のしようもないが、朝礼で全校児童に善意のお年玉が届いたことを伝えた。このお年玉で子どもたちの知育、徳育が育つ良書を購入し、学校教育目標の『よく考え、優しく思いやりのある、元気でがんばる子』の育成につなげたい」と話した。