福島の震災避難者が来島/空港で歓迎
「交流、一生のつながりに」
東日本大震災で福島県から沖縄に避難しているメンバーで構成する沖縄じゃんがら会のメンバーと福島県人会のメンバーら35人が19日、来島した。一行は、1泊2日の日程で同震災で宮古島に避難している福島県出身らで構成する虹の会のメンバーと、今回の受入協力を行った宮古島社交飲食業組合や健康工房がんまりゃーなどと交流を深める。
宮古空港で行われた歓迎セレモニーでは、琉球國祭り太鼓宮古支部の太鼓演舞と獅子舞が盛大に出迎えた。
歓迎を受けた「沖縄じゃんがら会」の桜井野亜会長は「素晴らしい出迎えを受けて胸がいっぱい。現在私たちの会員は260人で沖縄福島県人会の協力を受けて活動をしている。今回の訪問で交流の輪を広げ絆を深めていきたい」とあいさつした。
同組合を代表して奥平玄信組合長が「皆さんは地震、津波、原発事故と大変な思いをして避難してきている。故郷の復興にはまだ時間がかかるかもしれないが早く笑顔を取り戻してほしい。今回の交流が一生のつながりになることを期待しているので楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
一行は、この日の夜に交流会を開催して笑顔の触れ合いを楽しんだ。20日は島内観光やバーベキューなどを予定している。