島の環境、自然、生物学ぶ/30人の親子が自然散策
県立宮古青少年の家主催事業の「大野山林自然散策」が6日、大野山林内で行われ、参加した約30人の親子連れらが山林に住む生き物や植物のほか、不法投棄ごみ、外来種問題などについても学んだ。
散策前の説明では小浜百冶所長が「大野山林にはいろいろな野鳥やチョウ、小動物が生息している。生き物たちが出す鳴き声や物音のなども耳を澄まして聞いてほしい」と述べた。
また、最近は心ない飼い主により捨てられたクジャクや、グッピーなどの外来種が増えていることや犬、猫が山林内にいることも説明し、ペットを飼うときには責任を持って飼うことも呼び掛けた。
散策前に山林内の生き物について、宮古総合実業高校の城間恒宏教諭が写真で紹介。
城間教諭は、宮古島にしかいないミヤコサワガニや県内では宮古にのみ生息するヒキガエルのミヤコヒキガエルなどの生態について説明した。
参加者たちは、双眼鏡や図鑑を手に山林内で聞こえる野鳥の鳴き声を聞いて、城間教諭らの説明を受けながら、自分たちの身近な自然で命の営みを行っている生き物たちの世界を楽しみながら観察した。