自分の歯大切に/歯科医師が磨き方など指導
歯の衛生週間(6月4日~10日)にちなんだ第26回デンタルフェア(主催・県歯科医師会、宮古地区歯科医師会)が6日、市中央公民館で開かれた。歯科医師ら 15人が参加し、正しい歯の磨き方や歯の健康相談などを実施。「歯とは一生の付き合い。自分の歯を大切にして、しっかりとかんで食べよう」と訴えた。
歯の衛生に関する正しい知識の普及、啓発と歯科疾患の予防に関する適切な生活習慣の定義を図ることなどが目的。会場には虫歯予防に役立てようと、家族連れなどが大勢訪れにぎわった。
子ども、大人検診相談▽歯並び相談▽口の細菌観察▽歯磨き練習▽フッ素塗布▽歯科技工-の各コーナーを設置。担当の歯科医師や助手らが来場者の質問に丁寧に答えたりしていた。
子どもたちには歯磨きの正しい磨き方を指導。池間歯科医院の関根玲美さんは「歯ブラシは縦に動かしましょう。小さい子は磨き残しがあるので、両親が最後の仕上げをしてあげるのが大切」とアドバイスしていた。
フェアでは、歯科技工士による石こうを使った模型づくり、市母子保健推進員による寸劇や大型紙芝居も披露。親子で楽しみながら歯の大切さや健康について学んだ。
家族4人で参加した国吉めぐみさん(31)は「子どもたちには、食後は磨くという習慣を付けさせるようにしています。虫歯を無くし健康な歯をつくるには、まずは親が手本や関心を示すことが大切だと思う」と話した。