「宮古-那覇」の運休を発表/スカイマーク
4月から3カ月間/競争激化で搭乗率低く
2011年に宮古-那覇間の就航をスタートさせたスカイマークが25日、同区間を4月1日~6月30日までの3カ月間運休することを発表した。
運休の理由について同社は「2011年9月から運航してきたが競争環境の激化で一定以上の搭乗率の確保が困難になり、収益面から運休の判断となった」と説明し、理解を呼び掛けた。
同社によると、2012年4月から12月までの平均搭乗率は32・8%で、この数字について「良い数字とは言えない。7月から運航を再開する予定だが現在の3往復6便についても検討しているし、運賃についても今後検討して決定次第発表したい」と述べた。
昨年7、8月の繁忙期における乗率率は7月が28・4%、8月が23・3%と30%を下回っていた。
同社の「宮古-那覇間」は当初、5往復10便で運航をスタート。さらに格安運賃での運航となったことから、同じ路線を持つ日本トランスオーシャン航空、全日空も格安運賃を導入して対抗した。
価格競争の激化にともない、利用客の取り組みに苦戦。昨年9月には3往復6便に減便した。
その際の説明では「全体の機材繰りの見直しによるもので路線ごとの採算性ではなく、全就航路線での採算性を重視しているため、特に不採算路線を減便するためのものではない」との見解を示していた。