プロの技すごい/横浜FC
ミニゲームで交流/サッカー教室に90人参加
宮古島でキャンプを行っているサッカーJリーグ2部の横浜FCによる少年サッカー教室が27日、前福多目的運動場で開かれた。宮古島の小学生チームに所属する3年生以下の子どもたち約90人が参加。トッププロから直接指導を受けるとともにプレーを通じて交流も深めた。
教室では、ミッドフィルダーの中里崇宏、ペ・フミン、小野瀬康介、フォワードの青木翔大、ディフェンダーの野上結貴、ゴールキーパーの渋谷飛翔の6選手と増田功作コーチらコーチ陣が指導を担当した。
こどもたちは選手、コーチらとともに、手に持ったボールをほかの人にたたき落とされないように走り回るなどのゲームで体を温めた。
この後、2人1組となり、足でボールをコントロールしながら、相手が持つボールを自分のボールにぶつけられないようキープする練習や、1対1でボールを奪い合う練習、8チームに分かれてのミニゲームなどを行った。
ミニゲームにも選手、コーチが参加。選手がボールを持つと、敵チームの子どもたちは、何とかプロ選手からボールを奪おうと、懸命に追いかけていった。
教室の途中、中里選手と小野瀬選手、増田コーチがボールを地面に落とさないようにキックやヘディングなどでキープするリフティングの個人技を見せたり、野上、フミン、青木の3選手は地面にボールをバウンドさせないダイレクトキックとヘディングでパス回しを続けるテクニックを披露。渋谷選手はセンターサークルからボールを投げてゴールに届かせる肩の強さを見せ、子どもたちを驚かせた。
練習終了後、増田コーチはミニゲームを見た感想として「来たボールをそのままポーンと蹴ってしまうのではなく、1回止めてから蹴るようにして」などと呼び掛けた。
最後は選手と子どもたち全員で記念撮影を行ったほか、チームから子どもたちにチームキャラクター「フリ丸」のグッズがプレゼントされた。
参加した佐久田太陽君(北小3年)は「すごく楽しかった。試合形式の練習がいちばん楽しかった。プロの選手が見せてくれたリフティングの技はすごいと思った」と語った。