平良教諭が優良賞/教育実践研究論文
4年連続6回目の入賞
公益財団法人日本教育公務員弘済会の喜屋武隆沖縄支部長が28日、南小学校を訪れ同支部主催の第20回教育実践研究論文で優良賞を受賞した平良優教諭に盾を手渡した。平良教諭の同論文入賞は昨年の優秀賞を含めて4年連続で通算6回目。平良教諭は「入賞のたびに副賞(金一封)をいただいて本を買ったり、本土の研修に行く費用に使ったりと役立っている。これからも宮古の子どもたちのために時代のニーズに合った研究を頑張りたい」と喜びを語った。
平良教諭の研究のテーマは「伝統的な言語文化に慣れ親しむ児童の育成~朗読・吟詠を通して~」。昨年まで勤めていた平良第一小学校の6年生を対象に行った短歌や俳句、漢詩に関する実践授業の成果を論文にまとめた。
あいさつで喜屋武支部長は平良教諭の受賞を祝福するとともに、弘済会の奨学事業や教育実践研究などの公益事業を紹介。その上で「今後とも、子どもたちの教育を一生懸命支援していきたい」と語った。
上田正弘校長は「実践研究が研究理念や教育方法を高め今回評価された。研究の成果を子どもたちのために活用するとともに、先生達にも提供し本校教育を発展させてほしい」と祝福した。
教育実践研究論文は、学校教育の実践研究の発展と支援を目的に募集している。入賞論文は、論文集にして県内の各学校、関係団体、教育機関に贈呈している。