「何で宮古島に」/資産家遺体遺棄事件
容疑者逮捕に市民驚き
失踪していた金融会社役員で資産家の霜見誠さん(51)と妻の美重さん(48)とみられる遺体が見つかった事件で、警視庁築地署捜査本部が29日、宮古島市に潜伏していた住所不定、職業不詳の41歳男を死体遺棄容疑で逮捕した事件。身柄確保、逮捕が宮古島だったことから市民の間からは「凶悪犯がまさか宮古島に来るとは思ってもいなかった」などと驚きの声を上げた。
テレビのニュースで知ったという会社員の男性(44)は「大きな事件の容疑者が宮古島で捕まるとは思ってもみなかった。とにかく、早く捕まえることができてよかった」と胸をなで下ろした。
上野在住の主婦(58)は「恐ろしいことだ。こんな小さな宮古島のどこに隠れるつもりだったのだろうか。全国ニュースになった事件に関わった人間が、近くにいたというだけでもぞっとする。捕まったということだけでも一安心だが、二度とこのようなことは起きてほしくない」と話した。
小3の息子を持つ母親(46)は「宮古島に容疑者がいるかもと聞いて、一番に子どものことが心配になり、職場から母のいる自宅に電話をして戸締まりをしっかりするようにお願いした。容疑者がどんな人なのか全く分からないので、気のつけようがない。とにかく怖いと思った」と表情を曇らせた。
「ニュースを聞いて最初に、なぜ潜伏先が宮古島なのかと思った」という公務員の男性(30)は「宮古に凶悪犯がまさか来るとは思ってもみなかった。事前の情報がなかったので、突然、宮古島で身柄が確保されたと聞き驚いた。まだ容疑者がいるのだとしたら怖い。早く捕まえてほしい」、会社員の男性(41)は「これまでにも凶悪犯が沖縄で逮捕された事件があった。沖縄へ逃げれば捕まりにくいというイメージがあるのだとすればとても嫌なこと。今回は事件発生から早い段階で身柄が確保されてほっとした。ただ犯人は複数と聞いたので、宮古にまだいないかが心配だ」と語った。