累積赤字は17億893万円/マリンターミナル社
ホテル売却 漲水との交渉は期限設定
宮古島マリンターミナルの第42回取締役会(社長・下地敏彦市長)が4日、平良港ターミナルビルで開かれた。取締役会終了後、下地市長は、2009年度決算見込みの単年度赤字は1億9599万1000円で、累積赤字は�億893万7000円に上ることを明らかにした。ホテル棟売却問題については、漲水リゾート開発との交渉に期限を設定し、結論を出したい考えを示した。
同社の09年度単年度決算見込みによると、赤字は前年度の2億1803万5000円と比べ2204万4000円減少したが、ホテル棟賃貸料の未収が大きく影響し、2億円近い大幅な赤字を記録。累積赤字も17億円以上に膨れあがった。資産総額から負債合計を差し引いた債務超過額は9億3893万7000円となった。
下地市長は「早くホテル棟を売却しなければ、わが社が持たない。漲水リゾートといつまも交渉を続けることはできない。6月中旬までに期限を切って、そこまでに最終合意が得られなければ、公募など売却方法を検討していきたい」との考えを示した。具体的な対応策については、設定期限後に再度、取締役会を開き協議を行う考え。
取締役会では、取締役や監査役の選任、定時株主総会開催などについて決議を行った。株主総会は今月26日午後2時から平良港ターミナルビルで開かれる。