11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
産業・経済
2013年2月8日(金)9:00

天気恵まれ糖度上昇/宮古本島製糖操業から1カ月

沖糖14・36、宮糖13・79/2工場のライン フル稼働


 宮古本島内製糖2工場(沖縄製糖宮古工場、宮古製糖城辺工場)の2012-13年期サトウキビの製糖操業は、開始から7日で1カ月となった。天気に恵まれて糖度は両工場ともに上昇傾向。ハーベスターの原料も順調に確保され、工場のラインはフル稼働している。



天気に恵まれて原料が順調に搬入されクレーンも忙しく動く=7日、沖縄製糖宮古工場

天気に恵まれて原料が順調に搬入されクレーンも忙しく動く=7日、沖縄製糖宮古工場

 ■沖糖宮古工場
 沖糖宮古工場には7日までに、5万4662㌧搬入された。
 平均(累計)糖度は基準糖度帯(13・2~14・4度)に入る14・36度で、操業初日の13・53度より0・83度上昇した。直近2日間の日計糖度は6日が14・80度、7日が14・88度。砂川玄悠同社専務は「今期は台風17号の影響を受け、低水準の糖度でスタートしたが、その後の天気が良く、回復基調にある」と糖度上昇の要因を分析。今後も天気に恵まれ、キビの刈り置きによる鮮度低下がなければ伸びると推測する。トン当たり農家手取額は2万1674円で、基準額の2万1164円を510円上回った。
 糖度区分別の内訳は13・1度以下が10・89%、13・2~14・4度(基準糖度帯)が41・65%、14・5度以上が47・46%。原料の89%が基準以上となった。糖度の最高は17・4度、最低は9・3度だった。
 生産量は台風の影響で大不作となった前期と比べ4万6000㌧(55%増)の13万㌧を見込む。ハーベスターで収穫した原料は、全体の46%を占める。前期は雨続きでハーベスターの稼働率が低く、操業停止やスロー運転の日が多かったという。


キビを圧搾ラインに投入するシャボ=7日、宮古製糖城辺工場

キビを圧搾ラインに投入するシャボ=7日、宮古製糖城辺工場

 ■宮糖城辺工場
 宮糖城辺工場には7日までに、4万7238㌧搬入された。平均糖度は基準糖度帯(13・2~14・4度)に入る13・79度で、初日の12・97度と比べ0・82度上昇した。直近2日間の日計糖度は6日が14・20度、7日が14・28度と伸びる傾向にある。トン当たり農家手取額は2万1141円で基準額を23円下回った。
 糖度区分別の構成比は13・1度以下が23・5%、13・2~14・4度(基準糖度帯)が53・04%、14・5度以上が23・46%。76・5%が基準以上だった。糖度の最高は16・8度、最低は10・3度だった。
 生産量は10万9000㌧(前期比4万5000㌧、70%増)の豊作を見込む。ハーベスターで収穫した原料は、全体の38%を占める。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!