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社会・全般
2013年2月13日(水)9:00

福島からツアー第1陣/農協観光郡山支店が企画

計5便、150人送客へ/「純と愛」ロケ地など巡る


ホテルアトールエメラルド宮古島の宮城遥さん(右)から宗像さんに歓迎の花束が贈呈された=12日、宮古空港

ホテルアトールエメラルド宮古島の宮城遥さん(右)から宗像さんに歓迎の花束が贈呈された=12日、宮古空港

 東日本大震災被災地の福島県郡山市から、宮古島の5島を巡るツアー(主催・農協観光郡山支店)の初便が12日到着した。18日まで5便に分け、約150人を送客する。宮古を含む沖縄のJA女性部が参加した昨年の「東北応援ツアー」の恩返しにと企画。一行39人は2泊3日の日程で、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」のロケ地などを巡る。


 初便は午後3時すぎ、宮古空港に到着した。観光協会の池間隆守専務や職員、宿泊するホテルのスタッフらが横断幕を掲げて歓迎。ホテルの女子職員が、最高齢者の宗像重さん(82)に花束を贈った。

 歓迎のあいさつで、池間専務は「温かい宮古島の旅が疲れを癒やし、楽しい思い出深い旅になるように」と祈念した。

 北島俊也JA郡山市営農経済部長は「宮古島から元気をもらい、これからのパワーにしたい」と島の旅に思いをはせた。北島部長によると、震災から約2年経った現在、福島県では風評被害や除染作業が残っているものの、深刻な状況は脱した。

 郡山市の朝の気温が氷点下だったのに対し、到着した時の宮古島は25度を超える真夏日。ツアー客らは「夏みたい」「服を脱いでも脱いでも暑い」と、好天を喜んだ。

 今回のツアーは、宮古島が「純と愛」の舞台であることや温暖な気候、コバルトブルーの海など島の特徴を前面に打ち出し、「あったかのんびりの旅」とのキャッチフレーズで募集した。

 参加者らは宮古、来間、伊良部、下地、池間島5島の景勝地巡りを楽しむ。伊良部島では「純と愛」のロケ地「ホテルサウスアイランド」で昼食をとる。


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