社会・全般
2013年2月24日(日)9:00
ジュウルクニツは故郷で/宮古空港 里帰り客で混雑
宮古空港は23日、ジュウルクニツ(旧十六日祭)の里帰り客で混雑した。ジュウルクニツは、「グソー(あの世)の正月」とされる宮古の一大行事。旧暦1月16日(今年は25日)に行われ、家族・親戚そろって墓参りし先祖を供養する。
23日の那覇発、宮古着の下り便は全便満席となった。
安田友子さんは、孫や娘夫婦と里帰りした。今回は、孫さゆりちゃんの顔見せも兼ねた。「みんなと会えるのが楽しみ」と、2日後のジュウルクニツが待ち遠しそうだった。
東京に住む62歳の女性は「ジュウルクニツには毎年来ている。姉弟そろって墓参りすると心が和む」と話した。26日まで4日間滞在する。
各航空会社によると宮古発、那覇着の上り便は26日が満席。25、27日は座席に余裕がある。
ジュウルクニツ(旧十六日祭) 一族が墓前にそろって先祖を供養する年中行事。料理は紅白カマボコや豚肉の煮付け、赤く染めたイカやタコ、タマゴなどが定番。料理を供え、あの世のお金とされる打ち紙を焼き、焼香した後は酒宴となる。