27チームがたすきつなぐ/全宮古小学駅伝
優勝は東A、2連覇/2位多良間、3位砂川
第31回全宮古小学校駅伝競走大会が23日、市陸上競技場を発着点とする男女混合10区間㌔(男子1・6㌔、女子1・2㌔)のコースで行われ、東Aチームが52分12秒で優勝し、大会2連覇を飾った。2位は多良間、3位には砂川が入った。個人記録1位は男子が上地諒卓君(下地)、女子は仲地楓華さん(福嶺)。記録は上地君が5分21秒、仲地さんは4分12秒だった。
大会には20校27チームの代表児童が出場。競技場の周辺のコースを走り、競技場で男女が交互にたすきをつないで健脚を競い合った。
優勝した東Aは1区の長濱夏海さんが6位とまずまずの滑り出し。2区の下地辰樹君が個人記録全体3位の走りで順位を上げると、3区の仲里彩さんは個人記録全体4位の快走を見せて一気にトップに躍り出た。
中盤に一度2位に後退したもののすぐに逆転。その後は安定した走りで2位以下を振り切り、アンカーの島尻龍星君が堂々2連覇のゴールテープを切った。
東Aの砂川晃輝監督は「ずば抜けた選手はいないが、全体のチーム力で勝つことができた」と安定感を勝因に挙げ、選手一人一人の力走をたたえた。
27秒差2位の多良間は前回4位から二つ順位を上げた。3位砂川も前回より二つ順位を上げる力走だった。4位は平良第一A、5位下地、6位南Aと続いた。躍進賞は8位の西城。前回記録を1分35秒短縮した。
この日の競技場周辺には黒山の人だかりができた。父母や祖父母らが沿道を埋め尽くし、歓声と拍手を送り続けて児童の背中を後押しした。この応援を背に児童たちは力走、懸命な表情でたすきをつないでいた。