社会・全般
2013年3月3日(日)9:00
漢字の成り立ち学ぶ/親子連れ参加
下村氏が教室開催
現代子どもと教育研究所の所長で宮古島などで「漢字成り立ち検定」を主催している現代漢字成り立ち教育研究会(池田俊男会長)で顧問を務める下村昇氏による「親子漢字教室」が2日、市中央公民館で開かれた。大勢の親子連れが参加し、漢字の成り立ちなどについて下村氏から話を聞いた。
同教室は、同日に開催された第5回「漢字成り立ち検定」の関連イベ
ントとして開催された。下村氏は、漢字の元は絵で、次第に形を変えて漢字になったことを説明。「漢字の元の絵が分かれば漢字が分かる。成り立ち検定では、なぜこの絵がその漢字になるのかを理解するための勉強をしている」と紹介した。
漢字の書き方を言葉にして覚える「口唱法」を提唱している下村氏。その例として、「ソ王ノ目」で「着」、「点一口で小付ける」で「京」などを挙げた。
会場には「漢字成り立ち検定」に参加した園児、児童とその親らが多数、来場。下村氏が示す絵から漢字を考えたり、さまざまなものが描かれた絵の中にある複数の漢字を探すなどして、漢字の成り立ちを学んだ。