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行雲流水
2013年3月18日(月)22:29

「本社新輪転機稼働」(行雲流水)

 本社・宮古毎日新聞社は新たな印刷センターの落成・新輪転機稼働に当たって、3月15日、祝賀会を催した。祝賀会には、日本新聞協会や全国郷土紙連合会、工事関係会社をはじめ、地元の関係者多数が参加、祝賀会は盛会を極めた


▼新たに稼働した輪転機の性能は紙面16ページ、その中で8ページのカラー印刷が可能で、1時間に3万5000部が印刷できる最新型である

▼平良覚社長はあいさつの中で、「郷土に根ざした確かな視点」で公正公平な紙面づくりにまい進、郷土の産業発展、福祉の向上、文化の振興に寄与すると、決意を述べた

▼今日、テレビの力は圧倒的であるが、新聞の果たす役割はますます重要になっている。日本新聞協会は新倫理綱領の中で述べている。「おびただしい量の情報が飛び交う社会では、なにが真実か、どれを選ぶべきか、的確で迅速な判断が強く求められている。新聞の責務は正確で公正な記事と責任ある論評によって、こうした要望に応え、公共的、文化的使命を果たすことである」

▼しかし、現実には、国や社会を混迷させている責任の一端が新聞を含めてマスコミにあることは明らかである。また、基地問題やTPP問題でみられるように中央と地方に乖離がある

▼ところで、郷土を愛し、その発展を願って尽力している各地の新聞社が今回の祝賀会に駆け参じたことは、郷土紙の重要性を改めて示している。本紙が、このたびの慶事を契機に、ますます地域に信頼され、親しまれ、地域の健全な発展に寄与するよう、読者・住民は期待している。

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