働きたい「想い」を形に/障害者就労支援で講座
障害者就労支援講座inみやこ(主催・社会福祉法人宮古福祉会、障害者就業・生活支援センターみやこ)が16日、みやこ学園で開催された。福祉施設や企業の職員らが参加。障害者支援機関の支援員らを講師に、就労支援のあり方に理解を深めた。
障害者就業・生活支援センターみやこの神里裕丈所長は、センターや就業支援員の役割について、自らの考え方を示した。
支援員は、「働きたいという『想い』を形にするのが仕事」と強調。センターは「想い」を「目標」に換え、親身になって支援を行っている。
希望職種を聞き、必要に応じて訓練先を紹介。就職前には、あいさつの仕方や言葉遣いなど職業人マナーの習得支援を行う。職場開拓にも奔走。面接にも同行する。
センターは「人材育成業」とも位置付けた。支援目標には「いずれは職場でうまく働くこと、安定して働くこと」を据えた。
想いを実現するための施策として①本人の情報をしっかりキャッチする②想いの共有③道作り(支援計画)の共有④本人と一緒に支援員も「採用」されるよう努力する⑤一人ではなくチームで支援していく-ことを助言した。
神里さんに次いで沖縄障害者職業センターの風間良和職業カウンセラーが「職業準備性の向上の支援」、みやこ学園の知念聡支援員が「ジョブコーチはどんなことしてるんだろう」と題して、それぞれ講話。市障がい福祉課の守武大係長は「障害福祉サービス利用の流れ」を説明した。
ハローワーク宮古の照屋武則厚生労働事務官は、同所の障害者雇用支援業務、就業・生活支援センターみやこの砂川里子就業支援員は、同所の取り組みを紹介した。