佐良浜が九州制覇
11年ぶり 中学バレー選抜優勝大会
アシックス杯第30回九州中学校バレーボール選抜優勝大会は27日、佐賀県の諸富文化体育館で決勝までを行い、県代表の佐良浜男子が11年ぶりの優勝を果たした。予選から決勝まで1セットも落とさない圧巻の強さだった。濱川崇監督は「攻撃、守備ともに全てが良かった」と選手たちの活躍をたたえた。
決勝は長崎県代表の大野中と対戦。第1セットは25-18で先取。第2セットは序盤からシーソーゲームとなり緊迫した展開になったが、最後は相手の反撃を振り切り25-23で連取した。
濱川監督は「県でなかなか勝てず、どうすれば勝てるかを研究し取り組んできたことが九州でも実を結んだ。攻撃や守備すべてに良かったが、特にサーブレシーブが良かった」と話した。
西原豪PTA会長は「選手たちはよく頑張った。県と九州を制覇し『バレーといえば伊良部』という名をさらに高めた」と喜んだ。
佐良浜中男子バレー部は部員不足で休部に追い込まれたが、2年前に復活。今年2月のOTV杯県大会で6年ぶり6度目の優勝を果たし、強豪復活を大きくアピールした。
選手たちは福岡に移動し、29、30の2日間、関東のチームと練習試合を行った後、31日午後に帰島する。