コンビニ納付始まる/市・県民税など
収納率向上に期待/ネットでの取り扱いも開始
宮古島市は4月から、市税や保険税、保育料などのコンビニ納付とインターネットまたはモバイルバンキング納付の取り扱いを開始。下地敏彦市長は1日、会見を開き、取り組み開始を発表するとともに広く市民に活用を呼び掛けた。
休日や夜間も対応できるコンビニ納付やパソコンを使ったインターネットバンキング、携帯電話などを使ったモバイルバンキング納付の導入は、納税する市民の利便性を高めることで納期内納付率を向上させ督促などの事務作業を低減させることなどが目的。
納付できる公金は▽市・県民税(普通徴収分)▽固定資産税▽軽自動車税▽国民健康保険税▽後期高齢者医療保険料▽介護保険料▽保育所(園)保育料▽住宅使用料▽入園料および幼稚園保育料-。
会見で下地市長は「わざわざ市役所に出向くことなく、自宅や、買い物のついでにコンビニで対応できる形になった。ぜひ、これらを活用して、納期を守った納付をお願いしたい」と市民に利用を呼び掛けた。
コンビニ納付の導入には手数料が発生するが、担当する税務課では、それらの費用は納期内納付率の向上と督促状発送などの事務作業低減によるコストダウンでまかなえるとの考えを示す。導入効果については「単年度では難しい」としながらも、すでに実施している市町村の実績を挙げ、3、4%の向上に期待を寄せる。
コンビニ納付ができるものは納付書にバーコードを印字。ただし、納付書1枚に付き納付額が30万円を超える場合や、納付期限が過ぎているもの、金額が訂正されたものなどは不可。
インターーネット・モバイルバンキングが可能なものには納付書に「Pay-easy(ペイジー)」マークが印字される。利用には金融機関との契約が必要。同マークがある金融機関、郵便局の現金自動預け払い機(ATM)からも納付できる。