ごみ1万7700㌧処理/市12年度
5年前と比べ7%減
市生活環境部環境衛生課のまとめによると、2012年度にごみ処理施設で処理したごみは、前年と比べ横ばいの1万7718㌧となった。ごみ有料化が始まった前年の年度との比較では、1341㌧(7%)減少した。有料化を契機に、市民に減量意識が高まったと推測している。
分別収集ごみの中では「可燃ごみ」が最も多く、全体の約8割を占める1万3948㌧となった。古紙がごみ同然だった07年ごろは、新聞紙などが大量に持ち込まれたが、現在はリサイクル業者が回収するようになり、減量を後押しした。07年度と比べ、1944㌧(12%)減った。
シャンプーやリンス、洗剤などの詰め替え用や、マイバックの普及など、エコ関連の動きも大きいと指摘する。
アルミ缶などの価格も上昇し、3~4業者が回収するようになった。同比153㌧(13%)の減少。ペットボトルは、同比29㌧減った。
環境衛生課では「可燃ごみの減量は、燃焼によるCO の排出量を減らし、地球温暖化防止に結び付く。建設から35年を経過し、老朽化した焼却施設の負担も軽減される。資源ごみの分別は、限りある資源の有効利用の観点から大切になる。市民の皆さんには、今後ともごみの分別を徹底してほしい」と呼び掛けた。
粗大ごみは08年度以降、増加傾向にある。
資源ごみは▽新聞▽雑誌▽段ボール▽牛乳パック▽容器包装紙類▽ペットボル▽発砲トレイ▽発砲スチロール▽廃用油▽カン▽金物-など多種類に及ぶ。