〝強人〟ら誇らしく/トライ表彰式
入賞者の栄光たたえる/激戦から一夜明け
第29回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の閉会式・ふれあいパーティーが22日、市総合体育館で開かれた。表彰式では連覇を達成した総合の部優勝のアントン・ブロックヒン選手(27)=ウクライナ=と女子の部優勝のベアテ・ゴエーツ選手(44)=ドイツ=に大会長杯と優勝楯などが贈られたほか、各部10位までの入賞者や各賞受賞者が表彰を受けた。来場者は拍手で入賞者の栄光をたたえた。
海が荒れた影響で、大会史上初めてスイムが中止となりデュアスロンに変更された今大会。1470人が出場し、1184人が完走を果たした。
表彰式には、過酷なレースから一夜明けた選手たちが多数、参加した。大会長を務める下地敏彦市長は「今回、初めてデュアスロンを経験した。大会はこれからも30回、50回と続けていくので、そういう意味では貴重な経験となった」との考えを示した上で、「来年は30回の節目の大会。これからいろいろな企画を考える。今回参加の皆さんに、また参加してもらい楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。
表彰では、ブロックヒン選手とゴエーツ選手に大会長杯と優勝楯、県知事杯、NHK沖縄放送局長杯、日本トランスオーシャン航空杯、日本トライアスロン連合杯などと副賞が、各部準優勝と3位の選手には楯と副賞が、4~10位には楯が贈られた。
各種賞では、19歳から65歳までを九つの区分に分けた年代別の男子1~3位と女子1位、種目別男女1位、県内男女1位が表彰されたほか、男子最高齢完走者の前田博幸選手(65)=徳島=と女子最高齢完走者の松田喜美子さん(65)=大阪=に特別賞が贈られた。