笑顔でクイチャー/健闘たたえ再会約束
トライふれあいパーティー
「また来年、この場所で会おう」-。第29回全日本トライアスロン宮古島大会のふれあいパーティーが22日午後、市総合体育館で開かれた。選手は互いの健闘をたたえ合いながら乾杯を繰り返し、大会スタッフや地元ボランティアの市民との交流も楽しんだ。充実感あふれる表情の選手は、和やかな雰囲気の中で次回大会での再会を誓い合った。
パーティーでは、年代別上位入賞者や県勢の男女1位、種目別上位入賞者、男女の最高齢完走者らを表彰した。完走3万人目のストロングマンとなった東京都の飯塚脩さんには記念品が贈られた。
女子最高齢完走者は大阪府から出場の松田喜美子さん(65)。宮古島大会の印象について、「エイドステーションとボランティアが充実しているところが人気の理由だと思う。島を挙げてのボランティアと沿道の声援に支えられた」と感謝の気持ちを話した。
兵庫県から参加の松川幹雄さん(63)は初めてのロングで完走を達成。「宮古島の海がきれいだったのでトライ出場を目指して60歳から練習を始めた。レースはデュアスロンになったが結果的には良かった。素晴らしい大会だった」と充実した表情で話した。
地元宮古島市の瑞慶覧朝充さん(32)は6回目の出場で6度目の完走。「風が強くて大変だったが練習の結果は出せた」と満足顔で話した。「来年は記念の30回大会。出場して良い結果を残したい」と来年大会に向けて意欲を語った。
パーティーでは中学生ドラマーの伊舎堂さくらさんやシンガーソングライターで選手の古代真琴さんが音楽パフォーマンスを披露して会場を盛り上げた。
最後は全員でクイチャーを乱舞。選手、役員、ボランティアのメンバーが舞台に上がり、29回大会を振り返りながら満面の笑みでクイチャーを踊り続けた。