社会・全般
2013年4月24日(水)9:00
移動禁止・規制植物を周知/植防平良出張所
広報強化週間にちなみ
植物防疫法に基づく植物等の移動規制に関する広報強化週間(22~26日)にちなみ、那覇植物防疫事務所平良出張所(高嶺朝淳所長)は23日、宮古空港で県民や観光客らに広報用ティッシュを配布した。高嶺所長らは、沖縄から本土などに持ち出せない「移動禁止・規制植物」の周知を呼び掛けた。
県内では、農作物全般を食害するアフリカマイマイ、サツマイモなどに大きな被害をもたらすアリモドキゾウムシ・イモゾウムシ・サツマイモノメイガ、ミカン類の病気であるカンキツグリーニング病とその病原菌を媒介する害虫ミカンキジラミが発生。このため、本土など未発生地域へはサツマイモ、エンサイ、アサガオ、グンバイヒルガオ、ミカン類の苗木などは持ち出しが禁止・制限されている。
一方、久米島では昨年6月以降、アリモドキゾウムシの根絶が確認された、これを受け、22日付で農林水産省令が改正され、同島へは紅イモむ含むサツマイモ、カンダバー(イモのつるや葉)、エンサイなどの植物の持ち出しが規制された。