9月定例会が開会/市議会
市長が提出議案を説明/きょう審議、先議採決など
宮古島市議会(下地明議長)9月定例会が7日、開会した。今議会へ提出された36案件について下地敏彦市長が提案理由を説明。平良港第1ふ頭上屋建築工事請負契約については、先議案件として審議するよう求めた。
きょう8日は議案に対する質疑のほか、議会常任委員長報告や意見書案、先議案件について質疑や採決を行う。
今回、提案されたのは、2010年度一般会計、特別会計、水道事業会計の補正予算のほか、市食育推進会議条例の制定や消防手数料条例の一部を改正する条例、定住自立圏形成方針の策定や高規格救急自動車売買契約についてなどの議案が19件、09年度一般会計・特別会計の歳入歳出決算認定10件、10年度に公表する市健全化判断比率と資金不足比率についての報告1件、今年12月に任期満了となる教育委員会委員の後任の任命についての同意案1件、9月と12月に任期満了となる人権擁護委員の後任を推薦する諮問5件。
先議案件となる平良港第1ふ頭上屋建築工事の請負代金は2億6145万円。09年度からの繰り越し事業で、翌年度へ再繰り越しすることができないことから、早期着工させるために市当局は会期末より20日早い、きょう8日での採決を求めた。
議会後に開かれた議会運営委員会(新城啓世委員長)で、市港湾課の下地康教課長は、同事業の補助金交付決定が今年2月17日と年度末近くだったため、10 年度に繰り越さなければならなかったことを説明。工期は168日間を見込んでいて、会期終了後の今月29日から着工すると終了は3月半ばとなり、途中で不測の事態が起きた場合、工事が長引き年度内に完了しない恐れもあるとして、先議案件とすることに理解を求めた。協議の結果、委員会ではきょう8日、上程議案審議終了後に採決を行うことを全会一致で決めた。