男子佐良浜が優勝/全沖縄中学バレー選手権
女子下地は3位入賞
バレーボールの第53回全沖縄中学校選手権大会は29日、西原町民体育館で男女の決勝を行い、男子は佐良浜が西原東をストレートで下し優勝を決めた。女子は下地が3位に入賞した。
大会は27日に開幕。男子42校、女子98校が出場してトーナメントで全沖縄一の座を争った。
佐良浜は、初戦から決勝まで5試合すべてでストレート勝ちを収めた。対戦チームに20点以上を取らせるセットが1度もなく、九州王者の力を示した。
決勝の西原東戦では武器のサーブとサーブカットを有効に活用。攻守バランスの取れた安定した試合運びで西原東を退けた。
濱川崇監督は「OBとの練習試合や指導で自信をなくし、不安を抱えたままの大会だったが、選手たちの勝負強さや練習の成果が大舞台で出せた」と選手をたたえた。その上で「今後は中体連、そして九州、全国という目標の達成に向けて頑張りたい」と話した。
上原優人主将は「ほっとした部分とうれしい気持ちがある。九州を制覇したというプレッシャーはあったが自信もあった」と話すとともに、次戦に向けて気を引き締めた。
一方、女子3位の下地は準決勝で優勝したあげなに惜しくも敗れた。渡真利朋香主将は「目標は県大会制覇だったので残念。カットから攻撃まで全員でつなげて勝つことを課題にし、それを克服して次の大会では優勝したい」と話した。