有効求人倍率0.75倍 過去最高を更新/宮古公共職業安定所
「医療・福祉」などの求人好調/管内3月雇用の動き
宮古公共職業安定所(岩野眞司所長)管内の3月の有効求人倍率は0・75倍と過去最高となった2月の0・74倍を0・01ポイント更新した。改善は18カ月連続。県全体の0・47倍を0・28ポイント上回った。「医療・福祉」、「宿泊・飲食サービス業」、「卸・小売業」などのの求人が、好調だった。岩野所長が30日、3月の管内雇用の動きを発表した。
就職件数は前年同月比66件(37・7%)増の241件となった。県外就職は、前年同月の2人と比べ、11倍の22人。県内は219件(同比46件、26・6%増)だった。(以下増減は前年同月比)
新規求人数は315人(6人、1・9%減)で、5カ月ぶりに減少した。
新規求人数は、医療・福祉が最も多く100人(17人増)。次いで宿泊・飲食サービス業の57人(14人増)、卸・小売業45人(17人減)、製造業19人(5人増)、建設業の18人(1人減)-などが続いた。
医療・福祉の100人中89人は資格を必要とする求人だった。就職したのは39人で、人材不足が浮き彫りになった。
大型リゾートホテル2社から25人、新設した障害者自立支援施設から20人の大型求人があった。
月間有効求人数は1246人と226人(22・2%)増え、20カ月連続増加した。
新規求職申込件数は333件(78件、19・0%減)となり、2カ月ぶりに減少した。離職者の求職数が36人(19・8%)減ったことなどを要因に挙げた。
月間有効求職者数は38人(2・2%)減の1652人で、2カ月ぶり減少に転じた。
岩野所長は「雇用情勢は現在のところ、有効求人数が20カ月連続増加するとともに、有効求人倍率も18カ月連続改善しており、今後も堅調に推移していくと思われる」と見通しを示した。