一層の生産拡大を決意/JAオクラ部会
拠点産地化、盛大に祝う
宮古地区におけるオクラの県拠点産地化を祝う祝賀会が30日、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会の部会員をはじめ農業関係団体の代表らが参加して拠点産地の認定を喜んだ。同部会の國仲常夫部会長は「拠点産地は部会員の努力と関係機関の指導のたまもの。県の拠点産地に認定された以上は右肩上がりの生産を続けていきたい」と話し、宮古産オクラの一層の生産拡大に向けて決意を示した。
宮古地区のオクラは今月26日、県の拠点産地として認定された。路地での作付面積が10㌶以上、生産出荷組織やオクラ産地協議会の設置など各種要件をクリアして県に認められた。
拠点産地に認定されると県内外への知名度はもとより、産地指導や技術問題の解決および各種事業の導入において県の積極的な支援を受けることができる。
國仲部会長は「拠点産地に認定されたことで宮古島産のオクラがますます全国にPRできる」と拠点産地化のメリットを強調。「これからも消費者に好かれる安全で安心なオクラ生産に努めよう」と呼び掛けた。
会場には女性部が考案したオクラ料理がずらりと並んだ。オクラを使った寿司やスープ、ピクルス、酢味噌、ケーキなどが振る舞われ、参加者はその美味に舌鼓を打っていた。
祝賀会では楽しい余興が複数披露され、最後まで大盛況だった。部会員は拠点産地化を祝いながら今後の生産拡大を誓った。
宮古地区においてオクラ生産が本格化した当初は栽培面積4・5㌶、出荷量は33㌧程度だったが、その後は右肩上がりで推移。現在は栽培面積10㌶、出荷量は60㌧を超えている。部会員数は87人となっている。