「石臼は重たいね」/社協城辺支所
昔の製法で豆腐づくり
児童福祉週間事業の一環として市社会福祉協議会城辺支所は3日、「親子トーフ作り・イモダンゴ作り」を開催した。参加した親子は地域の人たちが昔ながらの製法で加工する方法を体験しながら学んだ。
豆腐作りは大豆を蒸して石臼ですりつぶし、こした豆乳を大鍋で煮詰め、海水のにがり成分を使って固める方法で行われた。
参加者らは豆腐製造を三つの工程に分けてそれぞれの作業を体験した。
益田万綸さん(城辺小4年)は「去年は豆乳搾りを体験したが、とても楽しかった」、洲鎌あいさん(同2年)は「とてもおいしい豆腐ができた。食べるのが楽しみ」とそれぞれ話した。
娘の沙希さん(西城小2年)と参加した中川愛理さんは「地域の人たちが一緒になって昔の製法で作る方法を学べることは、とてもためになり楽しんでいる」と語った。
豆腐作りのほか、紫イモと小豆を使ったイモダンゴ作りも行われ、子どもたちは大鍋で煮たイモに蒸した小豆をこね合わせる加工工程などを体験した。
同協議会の漢那林さんによれば、この日用意した大豆の量は昨年のおよそ2倍。好評を博したため、材料を増やしたという。漢那さんは「親子でふれあう良い機会になっていると思う。また、地域の体験学習として人気のある行事として定着しつつある」と説明した。