告示まで1週間/多良間村議選
定数7に10人立候補へ
【多良間】任期満了に伴い5月19日に投開票される多良間村議会議員選挙(定数7)は、同14日の告示まで、残り1週間と迫った。現職5人、新人5人の計10人が立候補を予定している。候補者の多くは、最後の追い込みに入った。
村議選に立候補を予定しているのは現職が年齢順に▽豊見城玄淳氏(67、農業)▽嘉手苅光徳氏(62、農業)▽森山実夫氏(62、農業)▽羽地隆憲氏(56、農業)▽本村健次氏(48、農業)-の5人。
新人は▽富原安則氏(62、農業)▽渡口直和氏(60、農業)▽豊見山正氏(59、会社代表)▽大見謝正勝氏(55、農業)▽安里三喜男氏(55、農業)-の5人が名乗りを上げる。
村長選(6月16日投開票)の前哨戦となる村議選は、村長選のいずれの陣営が過半数の4議席以上を獲得するかが焦点となる。現在立候補を予定している人のうち、現職下地昌明氏支持が4人、前副村長伊良皆光夫氏支持が4人、2人は支持候補者を決めていない。
過半数の確保は、村長選出馬を辞退した元村長兼浜朝徳氏の流れをくむ団体の動向が一つの注目点となった。兼浜氏と結び付きの深い立候補予定者は、複数人いる。
3日に会合を持った兼浜氏の支持者らは、今後も足並みをそろえて政治活動を継続していく方針を確認したという。
候補者の多くは懇談会を一巡し、票固めをほぼ終えた。新人の一人は「激励会を開き、陣営の引き締めを図った。今後は1票の上積みにラストスパートをかける」と気を引き締めた。一方、現職の一人は「立候補予定者が10人と多いため、前回と比べて票が読みにくい」と渋い表情を見せた。
多良間村の議員選は、村長選との絡みだけでなく、地縁血縁が票に結び付くケースも多いという。