延べ2万8000人が利用/宮古青少年の家
12年度 前年度比2900人増
県立宮古青少年の家の2012年度利用者数がこのほどまとまった。12年度の延べ利用者数は前年度よりも2980人増の2万8277人だった。青少年の家はNPO法人「ばんず」(安慶田昌宏理事長)が12年度から指定管理者として管理運営している。
県から引き継いだ「主催事業」数は14本と変わらなかったものの、自主事業数は県が管理運営していた前年度の36本から12年度は9本に絞った。
自主事業数が前年度よりも少なかったにも関わらず、延べ利用者数が増加したことについて安慶田所長は「職員がいろいろな施設や団体を直接訪問して利用を呼び掛けたのが功を奏したと思う」と利用者増の要因を分析した。
12年度は同施設として初めて身障者の宿泊研修を受け入れるなど、積極的な運営を行っている。
13年度はファミリーキャンプや野外活動少年団、大野山林にきたえる少年の集いなど14本の主催事業に加え、野鳥パネル展や親子でシーカヤックを体験する親子海浜活動、琉球大学の学生を講師に招いて学習指導を行う琉大塾など10本の自主事業が計画されている。