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政治・行政
2013年5月12日(日)9:00

伊良皆氏が出馬表明/多良間村長選

産業振興、住民対話を強調


多良間村長選への出馬を表明する伊良皆氏(写真前列左から2人目)=11日、多良間村塩川、同氏後援会事務所

多良間村長選への出馬を表明する伊良皆氏(写真前列左から2人目)=11日、多良間村塩川、同氏後援会事務所

 【多良間】6月11日告示、同16日に執行予定の多良間村長選挙に立候補を予定していた元副村長で新人の伊良皆光夫氏(57)=無所属=は11日、村内の同氏後援会事務所で会見し、正式に出馬することを表明した。伊良皆氏は「村民と対話をする中で、現村政の流れを変えなければならないとの強い思いに駆られ立候補を決意した」と述べた。

 第1次産業を中心にした産業振興、それに基づく特産品の開発および観光振興策などを主要施策として挙げ「ものづくり」を基本にした産業振興策と住民対話による細やかな村政の実現を訴えた。
 出馬表明会見では仲本春一後援会長が「副村長として尽力し、議員をはじめ多くの人に信頼され支持されている伊良皆氏を村政のリーダーにしてほしい」と支持を呼び掛けた。

 また、現職村議の豊見城玄淳氏が、西筋米吉氏、嘉手苅光徳氏の連名で、「伊良皆氏は副村長として厳しい財政事情の中、村政発展に尽力してきた。誠実で正義感、知性、良識、勇気のある人物。農家の厳しさも村民とともに共有できる同氏が村民の代表にふさわしいと判断した」と述べ、出馬要請書を手渡した。

 出馬表明で伊良皆氏は「去年10月の副村長解任以降、多くの村民と膝を交えて対話を重ね、力量不足であったことを陳謝するとともに、村民の切実な思いに触れることができた。村政の流れを変えねばとの思いで出馬するに至った」と経緯を述べ、「多くの支持をいただき感謝とともに責任感で身が引き締まる思いだ」と述べた。

 同氏後援会には推薦を決めた現職3村議のほか、村議選に出馬を予定する富原安則氏、大見謝正勝氏らの関係者も駆けつけ、「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた。

 伊良皆光夫(いらみな・みつお) 1955年5月25日生まれ。57歳。琉球大短期大学部法経学科卒。79年宮古郡農協に就職。2005年に同農協を退職し、同年7月多良間村助役に就任。12年10月多良間村副村長解職。


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