宮古島海保に新巡視船配備/中島本部長が就任あいさつ
第11管区海上保安本部の中島敏本部長と石垣海上保安本部の赤津洋一部長らが14日、市平良庁舎で下地敏彦市長に就任のあいさつをした。
中島本部長は「海上保安庁は今年度中に、尖閣諸島を含む領海警備強化などのため、宮古島海上保安署に350㌧型の巡視船の配備計画を進めている。いろいろお願い事があると思うが、よろしくお願いします」と述べ、中型巡視船の配備計画を明らかにした。
下地市長は「その巡視船のための埠頭(ふとう)の割り当ても進めている」と述べた。
尖閣諸島問題について中島本部長は「国民の目も集まっているので、しっかりと対応したい」と話した。
さらに「事故を未然に防止することは観光産業にとっても非常に重要なため、尖閣問題もあるが、住民に寄り添ったかたちの中で業務をしっかりやっていきたい」と述べた。
就任あいさつには宮古島海上保安署の山中洋署長、第11管区海上保安本部の外賀(げが)新一総務課長が同席した。
宮古島海上保安署に新たに配備が予定されている巡視船の埠頭は下崎埠頭に決まっており、6月からは同埠頭で電源工事なども始まる予定。また、配備される巡視船は宮古島にちなんだ船名になる予定。