佐平建設に知事表彰/県建設業協表彰式
県発注工事で他の模範
【那覇支社】県建設業協会(下地米蔵会長)の2013年度表彰式が15日、那覇市内のホテルで開かれ、「中城湾港(泡瀬地区)突堤(東)整備工事」を請け負った佐平建設(佐平八十男代表取締役)が優良建設業者知事表彰を受けた。また、同社の山内秀作監理技術者が優良技術者として表彰された。
同表彰は12年度県土木建築部の発注工事で、他の模範となる優れた技術で完成させた功績をたたえるもの。
賞状を受けた佐平代表は「業者冥利に尽きる。今年はわが社の創立50周年。この節目に賞を頂けて非常にうれしい。先代の社長や社員、周りの方々のおかげだと感謝したい」と話した。
また、建設業福祉共済団表彰(個人の部)で県建設業協会宮古支部の平良正樹副支部長が表彰された。
平良さんは「父の跡を継いで4年目になる。この賞を励みに協会員一同、一致団結してなお一層精進していきたい」と喜びと抱負を語った。父の平良恵勇さん(丸良建設代表取締役会長)も特別功労表彰(感謝状)を受けた。
優良従業員として下地ひろみさん(共和産業)、下地雄良さん(大米建設)、下里泰雄さん(同)が表彰された。
引き続き同協会第64回通常総会が開かれ、13年度事業計画と同予算案などを原案通り承認した。
あいさつした下地会長は「昨年は本土復帰40年を迎え、改正沖縄振興法の成立、沖縄振興一括交付金制度の創設、県が初めて主体的に策定した沖縄21世紀ビジョン基本計画など、新たなスタートに位置付けられた。今年度は明るい兆しが多く見られ、長く続いた経済不況から脱却し、疲弊した建設業界にとっても、長いトンネルからやっと抜け出せるのではないかと大きく期待される」と述べた。
総会に先立ち、同協会宮古支部は土木建築部長や農林水産部長などに「13年公共工事拡大確保と会員の優先活用について」の要請文を手渡した。