多良間村議選あす投開票
与野党が過半数争い
7議席に10人、最後の追い込み
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は10日に投票が行われ、即日開票される。7議席をめぐり現職5人、新人5人の計10人が、1票でも上乗せを図ろうと最後の追い込みをかけている。同村議選は6月16日投開票の同村長選を占うものとして注目されている。与野党のどの勢力が過半数を占めるかが焦点。投票は同村役場1階ロビーで、午前7時~午後7時まで。同8時から同会場で開票作業が行われ、同9時ごろには当落が判明する見通し。有権者数は904人(男性487人、女性417人)。
立候補したのは、届け出順に嘉手苅光徳氏(62)=無所属現、大見謝正勝氏(55)=無所属新、富原安則氏(62)=無所属新、豊見山正氏(59)=無所属新、豊見城玄淳氏(67)=無所属現、本村健次氏(48)=無所属現、安里三喜男氏(55)=無所属新、渡口直和氏(60)=無所属新、森山実夫氏(62)=無所属現、羽地隆憲氏(56)=無所属現。
4年前の2009年の選挙には、定数7に8人が立候補し少数激戦だったが、今回は一転して多数激戦。当選ラインは70~80票と見られている。
立候補者の勢力内訳をみると、現職村長で同村長選に出馬予定の下地昌明氏を支持する与党は4人。すでに出馬を表明した新人で前副村長の伊良皆光夫氏を推す野党は4人。「村議選後に態度を明確にする」として、2人が中立の立場を取っている。