産業・経済
2013年5月18日(土)9:00
マンゴーの袋掛け始まる
6月上旬からの出荷見込む
宮古地区の一部のマンゴー園で、大きく実った果実に白い紙袋を掛ける作業が行われている。袋掛けは、日やけ防止や果実を病害虫から守る目的で実施する。
袋掛けは、収穫直前の栽培管理になる。市内のある農園では、平年より2週間ほど早い6月上旬からの出荷開始を見込む。終了は7月末ごろを予想する。
袋掛けをしているマンゴーは、野球ボールぐらいの大きさ。一方、卵大の小さい果実も多い。果実肥大のばらつきは、開花が一時期に集中しなかったからだという。同園では昨年12月に咲いた木もあれば、今年3月の開花もあった。
園主は「果実の大きさが一定程度そろう平年の袋掛けは一気にできるが、今年は不ぞろいのため、まめに目配りしなればならず手間がかかる」と話した。
現在は梅雨期に入り、雨が降り続くようになった。園主は、天気が回復して、赤くて甘いマンゴーが出来上がるよう願った。
今期の宮古地区のマンゴーは、成園面積の増加と開花期の天候に恵まれて、600㌧前後の生産を見込む。