新宮古病院が開院
関係者集い盛大に式典
県立宮古病院新築開院式典が18日、平良下里(旧宮古農林高校グラウンド)に建築された新宮古病院で行われた。式典には仲井眞弘多県知事(川上好久副知事が代理出席)、県病院事業局の伊江朝次局長、安谷屋正明宮古病院長、下地敏彦市長ら医療、行政、建設業など多くの関係者が集い、新たな医療拠点の開院を祝った。式典に引き続き関係者の内覧会や祝賀会が催され、祝賀ムードに包まれた。一連の引っ越し作業を経て、6月3日に一般診療を開始する。
新宮古病院はさらなる地域完結型医療を実現するため、最新医療機器の整備とユニバーサルデザインの充実など、中核病院として、また災害拠点病院としての機能を備える。
式典では川上副知事、伊江局長、浦崎唯昭県議会副議長、安谷屋院長、下地市長、下地昌明多良間村長、池村眞宮古地区医師会長のテープカットと記念植樹を行い、開院を祝った。
引き続き同病院3階で行われた式典で伊江局長は「宮古圏域の中核病院として、地域住民にとって安全安心の象徴として存在できるよう機能の整備・充実を図っていく」と式辞を述べた。
川上副知事は「新病院が宮古圏域の力強い医療拠点として、また観光等産業振興を支えるライフラインとして貢献することが期待される」と仲井眞知事のあいさつを代読した。
安谷屋院長は建設の経過を説明後「本病院は圏域の新たな医療拠点として地域に親しまれる病院を目指す」と述べた。
下地市長は「宮古病院が新設されたことから宮古島市休日・夜間救急診療所を同病院内に併設し、これまでよりも安心して市民が、市休日・夜間救急診療を受診し、市民の生命と健康の促進にますます貢献できると期待している」と祝辞を述べた。
そのほか浦崎副議長、下地村長、池村医師会長が祝辞を述べ、新病院の完成を祝った。
また、伊江局長から設計・建設企業体など15社に感謝状が贈られたほか、2年前に工事現場の職員らにあてて励ましの手紙を送った南小3年の玉城あやのさんに安谷屋院長から感謝状が贈られた。