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2013年5月26日(日)9:00
祭りに使う魚水揚げ/多良間
27日にスツウプナカ
【多良間村】旧年中の豊作に感謝し、来年の豊かな実りを祈願する多良間の「スツウプナカ」は25日、イム(海人)座と呼ばれる人たちが祭りに使う魚類を水揚げした。魚類は料理をする各クバン座に運ばれ、刺し身やカマボコ、唐揚げ料理にされる。祭りは27日に本番を迎える。
スツウプナカは八月踊りと並ぶ島最大の行事。ほとんどの成人男性が参加する。1983年に村の無形民俗文化財に指定された。
普天間港では「北海人」のメンバーらが仕掛けた網を手繰り寄せると、ブダイやミーバイなどが掛かっていた。
仕事で島外から移り住み、初めて祭りに参加したという男性(32)は「島民の団結を感じる。赴任して早々、伝統ある島の行事に参加できてうれしい」と笑顔だった。