受注1149件、契約額9666万円/市シルバー人材セ12年度実績
前年度に比べ増加/新理事長に国仲清正氏
宮古島市シルバー人材センター(棚原恵照理事長)は31日、市中央公民館で2013年度定時総会を開いた。12年度事業報告や収支決算など4議案と13年度事業報告、収支予算などの報告事項3件を審議し、それぞれ原案通り承認した。12年度の受注件数は1149件で前年度に比べ154件増。受注契約金額は9665万9000円で、同比1267万8000円増加した。
任期満了に伴う新理事長への権限委任については、総会終了後の理事会で前の市福祉保健部長、国仲清正氏(60)を選出した。任期は2年。国仲氏は「会員あっての組織。会員数に見合う事業計画を進めなければいけない。会員の皆さんと理事の協力を得て事業を展開していきたい」と抱負を話した。
12年度の事業実績を過去20年間で比較すると、会員数は1994年度の297人をピークに増減を繰り返したが、12年度には183人となり99年度の175人に次ぐ少なさだった。
受注件数は10年度の1000件がこれまで最も多かったが12年度は1149件となり、過去20年間では最多。契約金額は9665万9000円で、01年度、03年度の1億円超えに次ぐ3番目の実績だった。
こういった実績を踏まえ、13年度は公益性に焦点を絞った事業展開に配慮していくとし①組織体制の充実強化②普及啓発活動の推進③就業機会の開拓事業の推進-などを基本計画に掲げた。
同年度収支予算書は、経常収益1億2396万2000円、経常費用は1億2496万2000円をそれぞれ計上した。
新任、再任された理事と監事は次の皆さん。(敬称略)
【理事】国仲清正(新任)▽下地信男(同)▽新垣武夫(再任)▽大浦ヒデ(同)▽武富秀雄(同)▽饒平名功(同)▽与那覇巌(同)▽佐久田貞雄(新任)
【監事】新城文良(再任)▽冝保定和(新任)