伊志嶺、上地さんに賞詞授与/平良好児賞
盛大に授賞式・祝賀会
第17回平良好児賞授賞式と祝賀会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ペンクラブ)が2日、市内のホテルで行われ、宮古ペンクラブの松原清吉会長から伊志嶺節子さんと上地慶彦さんに賞詞と副賞が授与された。伊志嶺さんは歌集「ルルドの光」、上地さんは「マツガニ川柳」で受賞した。式後の祝賀会では市文化協会の大城裕子会長の音頭で乾杯し、出席者全員で両氏の受賞を祝った。
伊志嶺さんは「20代から歌を始めているが、その世界が良く分からなくて、空白の時も長かった。この歴史ある賞を受賞したことで新たな気持ちで出発したいと思っている。本日はありがとうございました」と受賞の喜びを語った。
また上地さんは「皆さんの指導があってこの日を迎えることができた。種を蒔いた人、そしてそれを育て続けている人に深く感謝したい。伊志嶺さんと一緒に祝えるのは喜びもまたひとしお」と喜びを語った。
主催者を代表して、宮古毎日新聞社の平良覚社長は「平良好児賞は宮古に縁がある各ジャンルの文芸活動で、優れた業績を残した個人、団体を表彰している。これまでに24個人、1団体が受賞している。3人の選考委員による厳選の結果選ばれた。誠におめでとうございます」とあいさつした。
市教育委員会の田場秀樹教育部長が「皆さまの活躍は宮古の子どもたちに夢と希望を与え、青少年健全育成に大きく貢献している」と川満弘志教育長の祝辞を代読した。
祝賀会は大里歌彩さんが「春の海」を琴で奏で幕開け。大城会長の音頭で、両氏の受賞を祝い乾杯した。
伊志嶺さんの同期生や上地さんの孫らが余興を披露し、乾杯が続くなど会場は和やかな祝賀ムードに包まれた。