求人要請行動を推進へ/新規高卒者職業紹介会議
2013年度第1回の新規高等学校卒業予定者職業紹介業務連絡会議(主催・宮古公共職業安定所)が5日、同所で県立5高校の校長や進路指導の担当教師らが出席して行われ、今年度の取り組みを確認した。
宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古)によると、12年6月から企業や事業所への求人依頼の取り組みを始めた結果、11月末にはすでに就職を希望する生徒の約63%に当たる62人の就職が内定した。
この結果を受け、14年3月卒業予定の生徒たちへの就職紹介業務の取り組みを12年度同様、早い時期から始めることなどを確認した。
ハローワーク宮古は、各高校、宮古島市と緊密な連携を取り、企業や事業所に求人要請行動を推進することなどを盛り込んだ、14年度新規高校卒予定者の職業紹介業務の実施計画などを提示した。さらに、各高校の取り組みと活動計画が示された。
5月15日の求職動向調査で、14年3月卒業予定の5高校の高校生で就職を希望している生徒数は132人。このうち104人がハローワーク宮古を通しての職業紹介を希望している。
13年3月に卒業し就職を希望していた生徒99人に対し、就職内定率は98%と県内の内定率を12・3ポイント上回る高さだった。
ハローワーク宮古の岩野眞司所長は「98%という内定率は厳しい雇用環境の中、各高校の校長、進路指導の先生が、生徒指導や求人開拓など各種取り組みを実施した結果と感謝する」とあいさつした。