村政継続へ「必勝」誓う/多良間村長選
下地陣営が総決起大会/3期目当選向け気勢
【多良間】任期満了に伴う11日告示、16日投票の多良間村長選挙で、立候補を予定している現職の下地昌明氏(61)=自民推薦=の後援会総決起大会が7日、多良間村塩川の塩川集落センターで行われた。下地氏は「心豊かに過ごせる多良間村づくりに向け、皆さんの声を受け止めながら頑張りたい」と強調し、村政継続による島の発展を訴えた。大会には多くの支持者が集結、頭に「必勝」のはちまきを巻き、下地氏の3期目の当選に向けて気勢を上げた。
大会は午後7時40分ごろから行われた。はじめに後援会の西平幹会長が「私たちは選挙で圧勝し、下地昌明がまいた種が大きな花を咲かせるように一層団結していこう」と述べ、最後までの支持を呼び掛けた。
続いて登壇した下地氏は集まった支持者に感謝。その上で自らの基本政策を強調し産業、福祉、教育の振興並びに雇用の創出、行財政改革の継続を訴えた。
産業振興で下地氏は「農業なくして多良間村の経済は成り立たない」とし▽農業経営の安定と所得の向上▽圃場整備の促進と担い手の育成・機械化と合理化の推進▽自然災害・病害虫対策とサトウキビづくりの支援と助成-などの政策を掲げた。
下地氏は「3期目で仕事の総仕上げをしたい」と力強く決意。「多くの村民の支援を受けて、3期目を当選させてほしい。多良間村を前進させたい」と最後までの支持を訴えた。
大会の冒頭、自民党県連の推薦状を交付した同県連政調会長の座喜味一幸県議は「下地昌明さんには2期8年の実績があり、村政と県政、国政をしっかりつないでいる。一括交付金が実を付けていくためにも下地さんしかいない」と述べるとともに、盤石な協力体制を強調した。
この後、村議の森山実夫氏や羽地隆憲氏らが力強くあいさつ。最後はガンバローを三唱し、下地氏の3選に向けて気勢を上げた。
下地 昌明(しもじ・まさあき) 1951(昭和26)年10月11日生まれ。61歳。多良間村字仲筋出身。拓殖大卒。81年村議会議員に初当選。93年村議会議長。2005年6月の村長選で初当選。現在2期目。