村政刷新へ「勝利」決意/多良間村長選
伊良皆陣営が総決起大会/当選向け支持者気勢
【多良間】任期満了に伴う11日告示、16日投票の多良間村長選挙で、前副村長で新人の伊良皆光夫氏(58)の後援会総決起大会が8日、同村塩川の塩川集落センターで行われた。多くの支持者が詰め掛け、伊良皆氏の当選および村政刷新による島の発展に向けて気勢を上げた。伊良皆氏は「私は村民一人一人のための村政を運営する」と決意し、村政のかじ取りに意欲を示した。大会には元村長の兼濱朝徳氏も出席、初めて公の場で伊良皆氏支持の姿勢を打ち出した。
大会は午後7時40分ごろから行われた。はじめに後援会の仲本春一会長が「支持者の皆さんの温かさ、心を生かせば来る村長選挙では勝利できる」と述べ、支持者に感謝を込めた。
多くの支持者を前に伊良皆氏は、村政運営の基本理念と基本政策を強調して支持を求めた。人づくり、ものづくり、健康づくりを基本とする自立、共生、協働を基本理念に掲げ、農林水産業や観光の振興、福祉の充実並びに過疎対策、行財政改革なども訴えた。
伊良皆氏は、集まった支持者に感謝。「私は、皆さんの自信、勇気、誇りとともに勝利に向かって突き進みたい」と話した。
その上で「村政の流れを変えよう。われわれ村民の手に行政を取り戻そう」などと述べ、最後までの支持を呼び掛けた。
大会では、県議会議員の崎山嗣幸氏、告示後に選挙対策本部長を務める安里哲氏、兼濱氏らがあいさつに立ち、伊良皆氏支持を強調した。
兼濱氏は「今の村政を変えよう。チャレンジ精神を持とう。伊良皆さんの挑戦を全力で支えよう」と力強く述べ、ともに選挙戦を戦い抜く決意を示した。
村議の豊見城玄淳氏、富原安則氏らもあいさつして最大支持を訴えた。
最後は参加者全員でガンバローを三唱し、伊良皆氏の当選による村政の刷新に向けて気勢を上げた。
伊良皆 光夫(いらみな・みつお) 1955(昭和30)年5月25日生まれ。58歳。多良間村字塩川出身。琉球大短期大学部卒。79年宮古郡農協採用。2005年に退職し、同年7月多良間村助役に就任。12年10月同村副村長解職。