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産業・経済
2013年6月9日(日)9:00

紫イモ菓子、静岡で開発/西光エンジニアリングなど連携4社

宮古島、藤枝市のコラボ商品


開発した商品を長濱副市長に報告する岡村社長(左)=7日、市役所平良庁舎

開発した商品を長濱副市長に報告する岡村社長(左)=7日、市役所平良庁舎

 宮古島市の紫イモと、静岡県藤枝市のイチゴ、米粉を原材料に使用した菓子「紫芋スウィーツポテト」(仮称)が静岡県で開発された。同県の「西光エンジニアリング」「かしはる」「鈴代商店」と、沖縄県の「沖縄食楽ZU」が連携して商品化。宮古島市農政課、宮古島商工会議所が側面支援した。商品は11月にも静岡、沖縄の両県および北海道札幌市で販売する。



紫イモなどを原材料に開発された宮古島市と静岡県藤枝市のコラボ商品

紫イモなどを原材料に開発された宮古島市と静岡県藤枝市のコラボ商品

 同県のフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトに参加。紫イモと静岡県産品によるコラボ商品および販売計画を提案して同県に認められた。

 開発された「紫芋スウィーツポテト」はほど良い甘さが特徴。藤枝市のイチゴを、加工した紫イモで包み込んで上品な味に仕上げた。モズクを使用したヨウカンも同時に商品化、販売に向けて準備を進めている。

 今後は沖縄食楽ZUが宮古島産の紫イモを調達。かしはるが製造し、同社と鈴代商店、西光エンジニアリングが販売を手掛ける。

 7日には西光エンジニアリングの岡村邦康社長が市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、新商品の開発を報告した。

 試食した長濱副市長は「静岡県が宮古島産の紫イモに興味を持ってくれて商品開発ができた。とてもおいしくて、大きな可能性を感じる商品」と話し、紫イモ事業のさらなる広がりに期待を込めた。

 宮古島市と藤枝市は経済的な交流が盛んだ。農商工連携による商品開発、産業まつりなどを通して交流を深めている。


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