道路に飛び出さない/腹話術で安全講話
園児がこうちゃんと約束
宮古保育向上連絡協議会(田名美和子会長)主催の交通安全教室が11日、宮古島警察署であった。同協議会に所属する9カ所の認可外保育所の園児ら約130人が参加。署員や交通安全協会の職員が、事故に遭わないための話を腹話術などで行った。
交通安全協会の棚原文子指導員は、腹話術人形の「こうちゃん」と会話をしながら、子どもたちにも語りかけた。
「道路への飛び出しは、絶対にしてはいけません。飛び出して、車にぶつかる事故が、一番多くとても危険です。自分の体は、自分で守るしかありません」と注意。子どもたちは「はーい」と大きな声を上げ「飛び出さない」約束をした。
よそ見運転や携帯電話中の運転手などがいることから横断歩道を渡っている時は「手を上げているから大丈夫だと思わないで」とも呼び掛けた。こうちゃんは「ママは、電話しながら運転しているよ」と話し、爆笑を誘った。
交通課規制係長の狩俣正人さんは、道路や横断歩道、信号に関するルールを分かりやすく話し聞かせた。実際に信号機の模型を手に「赤、青、黄色」の意味を説明した。
同署の少年補導員・平良美由紀さんは「いかのおすし」と題した紙芝居で、不審者への注意を促した。